本当の礼儀って何だろう②
そんなことを考えながら、
そもそも「礼」って何だ?と、本やネットで調べてみたところ。
武士道や、武道においての礼の精神と出会います。
そこで、私はかなり衝撃を受けました。
武道においての礼をみてみると、
「礼儀とは、他人に悪感情を持たれたくないがないために行うものではない。
そのような表面だけの礼儀は、自分を孤立させ、
他人を気持ちの中で拒絶する、いわば鎧のようなもので、
決して命ある動作とは言えない。」と、あったのです!
武士道においては、
「品性の良さを失いたくない、という思いから発せられたならば、
それは貧弱な徳であると言えるだろう。」とあり、
この本文を読んで、衝撃を受けるとともに、
「礼儀正しい子は好かれるから」という願いのもとで
そうなるようにという枠の中で窮屈感を抱いていた私にとって、
心の底から「そうそう!これだよ!」とすごく納得する感覚が生まれていました。
そして更に、
武士道についてネットでいろいろ調べてみると・・・
「武士道は、人が人として行うべき道徳を
単に内面の精神のみに閉じ込めておくのではなく、
行動の美学、型としての【礼】を作り上げてきた。」
「他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現することが【礼】であり、
【礼】の最高の姿は愛に近づく。」
「【礼】に必要な条件とは、
泣いている人と共に泣き、喜びにある人とともに喜ぶことである。
【礼】とは慈愛と謙遜から生じ、他人に対する優しい気持ちによって
ものごとを行われるので、いつも優美な感受性として表れる。」
・・・なんてこった。。
「礼」とは、「人とともに喜び、人とともに泣けるか」の
心そのものだと知った時、私は何だか涙が出てきていました。
これは、私がなりたいと感じていた人間像だったと認識したとともに、
なんてすごい名前を授かったんだろうと感じたんです。
つづく